2013年4月26日金曜日

今日の出来事

ひと雨来て、天気が良くなってそんな一日



池さらい

池を掃除をしました。













 山水が不断に流れ込んで、池の水は常に変わっているため、普段、悪臭がするというようなことは無いのですが、池のふちに藻がついてきたし、池の底に泥も溜 まっているので、水中ポンプで、池の水を汲み出して、飼っている鯉を全部水槽に引越ししてと一日がかりの大仕事になりました。















ぼろぼろになった、鳥除けの網も張り替えますので、きれいになると思います。


遠足

公園で飼うために何種類かの卵を孵化させています。
その中のアイガモの雛が少し大きくなって、外気に出しても大丈夫になったので、遠足に来てくれた園児さんたちに、近くで見てもらいました。
アイガモを手のひらに載せた飼育員を幼稚園児がビッチリ囲み、ジリジリと近寄ってきます。
さわらないでね、と言ってありますが、目の前に見慣れない生き物が、それも真ん丸くてふわふわで、どう見ても恐くない。
ついつい、一人が手を出すと、瞬く間に2、3人の子の手が出ます。

おじさんが、触らないでと言っても、魅入られたようになってる幼児には聞こえない。
先生に、○○ちゃん触らない!といわれると、我に返って手を引っ込めますが、○○ちゃんじゃない子は、まだ催眠状態。
××ちゃん、△△ちゃんと個別撃破で、先生が催眠を説いていきますが、催眠が解けたころには、別の子が催眠にかかる、で、先生は片時も目を離せない。
だのに、円陣が小さくなるに連れて、押し合い圧し合いではじき出される子が出てきます。

輪からはじき出された子が、半泣きで先生に訴える。
先に催眠から解けた子は、今度は、おなかが減っていたのに気づいてお弁当はまだと聞いてくる。
そうだねー、もうお昼だもんねー
小さな子の世話は大変だ、先生ご苦労様です。


初夏の紫外線

きのうから気になっていたのですが、外に出した仔豚たちの肩の辺りが赤い、まだ赤ちゃんなので、ピンクなら分かるのですが、赤すぎる。
なんだろうと、担当に聞いたら、日焼け、だって。
たしかに、毛に覆われてるわけではない、地肌むき出し、日焼けしてもおかしくは無いですが、仔豚の日焼けか。


人間以外の動物は、たいがいそれなりに毛に覆われているので、日焼けはしないだろうし、したって我々は気づかない。
日焼けで真っ赤になる動物なんて、人間以外、豚だけなんじゃないでしょうか。
でも、、放牧場にいる豚が、小麦色に日焼けして、茶色いデュロックみたいにはなら無いので、その辺は人間とは違うかな。
もし、この仔豚たちがこんがり小麦色に日焼けしたら、とても可愛いし、とても…


 お勧め撮影スポット

給餌が始まると、毎度待ちきれず、塀に前足を掛け、ほとんど立ち上がって、俺によこせと催促するやかましいオス豚が1頭います。
柵越しの彼女をナンパしようと立ち上がっていることもあります。

最近はなんだかよく分からないタイミングでも立ち上がります。

タイミングがいいと、お客様の横で、立ち上がっているように見えるので、ぶたとツーショットを撮れることがあるようです。
でも、毎日公園にいても、なかなかそんなタイミングはありません。
けっこうレア。

2013年4月20日土曜日

月~金ラジオ2時6時

きのう、金曜日、ぎふチャンのラジオの取材を受けました。
お昼2時過ぎの生放送。













主役はやはりヤギの赤ちゃん。
おととい、名前もつきました「はじめ」くん、生後18日で、早くもマスコミデビュー。
よしっ 行っか















ほんの2週間前、お乳を飲むか、ちゃんと育つかと気を揉んでいたのに、今はとっても元気、生まれた時3キロだった体重が、もう6キロちょっと。
すくすくと音を立てて育っています。

今週からは、皆さんによく見て頂けるよう、公園の南はじのヤギ舎から豚の放牧場よりも北の奥美濃古地鶏の鶏舎の隣の網で囲われた畜舎に、お母さんのミルクと一緒に引っ越して貰っています。
引っ越したばかりという、良いタイミングなので、新居で親子仲良くしているところを取材してもらおうと思ったのですが、問題がひとつ。

お母さんの乳房炎も完治し(ご心配おかけしました)親子そろって元気なのですが、2頭とも、とっても内気。
見られるのは好きではないようで、知らない人が来ると真ん中にある小さな小屋に隠れて出てこなくなります。
人の気配がするだけで、小屋の中に隠れて気配を消すので、遠足で幼稚園のお子さんもたくさん来てもらっていますが、誰も赤ちゃんを見ていない。

まぼろしの仔ヤギ。

いくらラジオとは言え、というかラジオだからこそ、可愛い仔ヤギを目の前に実況してもらわないと、エア実況では、「キャーかわいい」の声の臨場感が違う。
実物は想像を絶するかわいさなんだから。(チョット言い過ぎ)

ここは、レポーターのお姉さん(深見志保さん)に是非、「はじめ」チャンを間近に見ていただいて、本気のカワイイをレポートしてもらわないと。
と言うことで、お母さんが特に人馴れしていないので、「はじめ」だけ畜舎からだして、取材してもらうことにしました。
 暖かったので、きのうから、育成豚舎の小さな放牧場に豚の赤ちゃんを出しました。
そこで、「はじめ」もこっちへ連れてきて、一緒に取材を受けることになりました。












「はじめ」には首輪とリードをつけましたが、もちろん犬みたいにタッタカ歩いてくれるわけも無く、抱かれて移動。
お母さんと離れるときはメーメー鳴きましたが、抱かれていれば、抱かれ慣れていないので、変な格好ではありますがいたって大人しい。
これなら、お母さんと違って馴れるかもしれんなぁ、とは飼育のリーダーのお言葉。
抱かれなれてないし、抱きなれてもいない















取材現場で、抱っこをやめて立たせると、最初のうち、人が多くて、首がもげるかと思うくらいにリードをピーンと引っ張って逃げ出そうとしましたが、人に囲まれるのに馴れたのか、それとも首の筋が痛くなって諦めたのか、すぐに大人しくなり取材にも協力的になりました。(ふつうに立っているというだけですが)
インタビュー















連れてこられた時は、赤ちゃんらしい声で、めぇーと鳴いて素晴らしくラジオらしかったのですが、本番になったらもう馴れてきたのか、鳴かない。
レポーターのお姉さん(深見志保さん)が、マイクを向けてくれたのですが、やっぱり鳴かない。
専属マネージャーとしてはチョット残念な結果になりましたが。
でも、レポーターのお姉さん(深見志保さん)の話し振りからかわいいは伝わったと思います。
シャイなので















「はじめ」のことばかり可愛い、可愛い言ってますが、小さな放牧場を駆け回り、重なってじゃれあう仔豚ももちろん可愛い。
レポーターのお姉さん(深見志保さん)も、あんまり可愛いので、抱っこしてレポートしてみたいとおっしゃいます。
で、放送中、飼育員が1頭を抱き上げた途端、ぴぃっっ・ぎゃぁーーーーーー、ぴぴぴぴぴぴっつぎゃぁーーーと絶叫。
ラジオの向こうで誰か腰を抜かしたんではないかと思うほどの音量。
ピギィ、プギィ、プビビビギャー











 レポーターのお姉さん(深見志保さん)は、腕の中でうんちされても抱いてみたいと、相当な覚悟だったのですが、豚の悲鳴の生中継でコーナーが終わってしまいそうなので、さすがに断念。
放牧場に戻されたぜっきょーは何事も無かったように仲間の仔豚に合流。
仔豚はみんなそう。
泣いたことは無い














もう少し大きくなれば、馴らしたり出来て、呼べば答える「たける」くんなんてのがいるのですが、残念。

抱けはしませんでしたが、動物の赤ちゃんの可愛いのには、喜んでいだいて、とっても楽しいレポート(生)でした。
ありがとうございました。

ギャラリーも赤ちゃん

2013年4月18日木曜日

働きたい!応援団 ぎふ

『「働きたい応援団 ぎふ」サポーター企業』として岐阜県教育委員会に登録をいただきました。

『「働きたい応援団 ぎふ」サポーター企業』登録制度の目的は
第1条企業内作業学習や校内作業学習等を柱とする「岐阜県版デュアルシステム」を県内全域で推進するため、学校と企業が一体となって人材育成を行う制度を構築し、特別支援学校高等部卒業後、一般企業等への就職を目指す生徒の働く力の育成及び就労促進に資する。

と言うことで、
つまり、就職希望の特別支援学校高等部の生徒さんに、我々の職場に、見学や職業実習など来ていただいて、こんな仕事も面白そうかなとうちの仕事に興味を持ってもらおうという試みです。 
登録制度と言うことはつまり、生徒さんにこんな所で、仕事の体験をしてみませんかと紹介していただくリストに、畜産センターも載せていただいたということです。

具体的にはどんなことを我々サポーター企業がするのかと言うと

サポート項目は当該各号のとおりとする。
(1) 職場見学
(2) 就業体験
(3) 企業内作業学習
(4) 校内作業学習の技術指導(生徒、教員を対象とした技術指導)
(5) 就労推進(雇用直結型職場実習の実施及び雇用

 ということで、当公園は、ブログで何度か紹介させていただいたとおり、市内の中学生の職業体験の受け入れや、夏休みの児童飼育体験の開催などを毎年やっていますのでそんな形のサポートをさせていただけるかなと思っております。
過去、体験に来てくれた皆さんには、けっこう楽しく働いてもらっていますので、特別支援学校の生徒の皆さんにも、お申し入れいただければ、楽しい職場体験をしていただきたい、と思っています。
もちろん、「楽しい」と「楽(らく)」は違います、仕事はそれなり大変ですが、楽しいというスタンスでお申し入れをお待ちしております。


2013年4月15日月曜日

ちょこっと食育?

先週も連日餌やり体験に同行させて頂きました。

参加して下さるお客様との会話は楽しいだけでなく、飼育職員として貴重なものばかりです。
動物たちと接している時間は長いものの、質問を頂いて初めて気付かされた点や、動物の展示の観点からは「あぁ、お客様の目線からはこういう風に見えていたんだ。」など、勉強不足を痛感しつつ、今後に繋がる大事な刺激を頂いています。

また、お子様たちも毎回異なる反応を示して下さいます。
ある時、ホルスタインの子牛がうんちをしていたら、「あの後はどうやってお尻をふくの?」という素直な一言が飛び出しました。
確かに確かに。どうやって拭くのだろう。
子どもの発想ってすごいですね。
「えっとねー、人間しかお尻ふかないのよ」と答え、同時に、そもそも「なぜヒトはふくのか」という疑問が!ヒトを基準に物事を考えていてはだめですね。

ここから本題です。
先週は豚の出荷が行われました。
担当職員をはじめとして、6カ月間大切に育てられてきた豚たちの出荷です。
この日も餌やり体験に3組の方が参加して下さっており、目の前に積み込みを終えたトラックが出発の時間まで止まっていました。

わたしは、荷台に今日まさに出荷される豚がいること、豚が暴れて生じる振動や声が聞こえることを伝えました。

わたしが思うよりもはるかに興味を持って頂けたようです。 よじ登って中をのぞきこみ、更にお子様までだっこして出荷される豚たちを見て頂けました。

「わーーー!めっちゃ豚!」
衝撃的だったようです。

次はこどもたち!
怖かったようで泣いてしまいました。

豚の赤ちゃんがいます=かわいい!だけでなく、実は出荷もされているという事実を伝えると、毎回お客様の反応は千差万別です。
畜産センター公園は動物園ではありませんので、生まれて出荷されるまで、どんな成長過程や工程を経て豚肉として売られていくのか、そのような事実を知ってもらうことも私たちの大事な役目だと考えています。
だから伝えます。

餌やり体験中には、飼育職員の知る動物たちの日常の話と共に、以上のようなお話もさせて頂いています。

お子様も大人の方も、体験後は少し違った目線や感覚で畜産センター公園の動物たちを見て頂けるのではないでしょうか。

2013年4月10日水曜日

ヤギママの受難

4月1日にヤギの赤ちゃんが生まれました。
オスが1頭、とっても可愛い。















お母さんは、「ミルク」初産です。

獣医さんによると、通常、ヤギは一度に2頭の仔を産むそうです。
1頭だけというのは、珍しいということで、実はミルクも2頭の赤ちゃんがおなかにいたのですが、1頭は、おなかの中で育ちきらず、早い時期に成長しなくなった痕跡が出てきました。

生まれてきた仔は、とても華奢。
最初のうち、お乳をのんでいるのか確認できず、ちゃんと育つのか心配しました。

幸い、うちの公園は、岐阜市の畜産課さんと同居していて、こちらの獣医の先生にしっかり診てもらえるので、こういうときは心強い。
とは言え、先生も、お乳を飲もうとしない赤ちゃんに、無理にお乳を飲ますことは出来ないので、お乳を飲むか飲まないかは、赤ちゃんの生きる力に期待するよりありません。

人があまり近寄って、神経質になっているお母さんが、お乳をやらなくなったら困るので、様子は見たいし、あんまりうろうろするのは、気が引ける。
2、3日はやきもきさせられましたが、お乳をのんでいる姿を飼育員がしっかり確認できたので、今は、ひと安心。













赤ちゃんのほうは、これで問題はなくなったのですが、お母さんの体調が芳しくありません。
赤ちゃんのお乳の飲みが悪かったせいか、乳房炎になってしまい熱を出しました。
何日か熱が下がらないし、食欲がなく餌をほとんど食べません。
獣医さんに解熱の注射をしてもらい、飼育員が乳房マッサージをして養生中。
赤ちゃんは、人なれして、我々が見ているときもお乳にかぶりつきしっかりお乳を吸っているので、ちゃんと食べないとお母さんの身が持たない。
初産は大変だ。
ということで、ヤギママの受難。

ヤギママといいたかっただけです、面白くないとうちの皆さんの評判は、良くありません。

昨日から、お母さんの食欲が、多少回復してきたようなので、もう少し暖かくなれば、ヤギの親子を見ていただけると思います。

2013年4月8日月曜日

散るのが桜

4月1日月曜日、満開に咲ききった桜は、日曜に散りました。
咲き始めから、満開までも早かったけれど、散るのはもっと早かった。


満開から1週間、土曜、夜半の雨と風で、日曜の朝には、散りましたと宣言されているような見事な散りっぷり。
散る桜の余韻が、今年はありませんでした。
雨があがった後も、気温がぐっと下がって、花冷えというのでしょうか、日曜は、指先がかじかむ様に寒い一日。

今年の桜のあんまりの潔さに、恨めしいのは雨と風。

でも、桜の花びらは、ただ雨、風にやられて散ったわけではありません。
季節が来れば、散るのが桜。

散った桜の枝先を次の季節を告げる赤い若葉の芽が彩ります。
公園を囲む山も、桜の若葉同様、萌えのみどりに淡く覆われ始めました。
少し寒さは戻っても、桜も山も初夏の装いに衣替えです。

と言うことで、花見の次は、新緑の散策に良い季節。
是非、遊びにいらしてください。